README.ja 2007/06/18 鬼車 ---- (C) K.Kosako http://www.geocities.jp/kosako3/oniguruma/ http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/devel/oniguruma/ 鬼車は正規表現ライブラリである。 このライブラリの特長は、それぞれの正規表現オブジェクトごとに 文字エンコーディングを指定できることである。 サポートしている文字エンコーディング: ASCII, UTF-8, UTF-16BE, UTF-16LE, UTF-32BE, UTF-32LE, EUC-JP, EUC-TW, EUC-KR, EUC-CN, Shift_JIS, Big5, GB 18030, KOI8-R, KOI8, ISO-8859-1, ISO-8859-2, ISO-8859-3, ISO-8859-4, ISO-8859-5, ISO-8859-6, ISO-8859-7, ISO-8859-8, ISO-8859-9, ISO-8859-10, ISO-8859-11, ISO-8859-13, ISO-8859-14, ISO-8859-15, ISO-8859-16 * GB 18030: 久保健洋氏提供 * KOI8はデフォルトのセットアップではライブラリの中に含まれない。 (必要であればMakefileを編集すること) ------------------------------------------------------------ インストール ケース1: UnixとCygwin環境 1. ./configure 2. make 3. make install アンインストール make uninstall 動作テスト (ASCII/EUC-JP) make atest 構成確認 onig-config --cflags onig-config --libs onig-config --prefix onig-config --exec-prefix ケース2: Win32(VC++)環境 1. copy win32\Makefile Makefile 2. copy win32\config.h config.h 3. nmake onig_s.lib: static link library onig.dll: dynamic link library * 動作テスト (ASCII/Shift_JIS) 4. copy win32\testc.c testc.c 5. nmake ctest ライセンス このソフトウェアがRubyと一緒に使用または配布される場合には、 Rubyのライセンスに従う。 それ以外の場合には、BSDライセンスに従う。 正規表現 doc/RE.jaを参照 使用方法 使用するプログラムで、oniguruma.hをインクルードする(Oniguruma APIの場合)。 Oniguruma APIについては、doc/API.jaを参照。 oniguruma.hで定義されている型名UChar(== unsigned char)を無効にしたい場合 には、ONIG_ESCAPE_UCHAR_COLLISIONをdefineしてからoniguruma.hをインクルード すること。このときにはUCharは定義されず、OnigUCharという名前の定義のみが 有効になる。 oniguruma.hで定義されている型名regex_tを無効にしたい場合には、 ONIG_ESCAPE_REGEX_T_COLLISIONをdefineしてからoniguruma.hをインクルード すること。このときにはregex_tは定義されず、OnigRegexType, OnigRegexという 名前の定義のみが有効になる。 Unix/Cygwin上でコンパイル、リンクする場合の例: (prefixが/usr/localのとき) cc sample.c -L/usr/local/lib -lonig GNU libtoolを使用しているので、プラットフォームが共有ライブラリをサポートして いれば、使用できるようになっている。 静的ライブラリと共有ライブラリのどちらを使用するかを指定する方法、実行時点での 環境設定方法につては、自分で調べて下さい。 Win32でスタティックリンクライブラリ(onig_s.lib)をリンクする場合には、 コンパイルするときに -DONIG_EXTERN=extern をコンパイル引数に追加すること。 使用例プログラム sample/simple.c 最小例 (Oniguruma API) sample/names.c 名前付きグループコールバック使用例 sample/encode.c 幾つかの文字エンコーディング使用例 sample/listcap.c 捕獲履歴機能の使用例 sample/posix.c POSIX API使用例 sample/sql.c 可変メタ文字機能使用例 (SQL-like パターン) sample/syntax.c Perl、Java、ASIS文法のテスト ソースファイル oniguruma.h 鬼車APIヘッダ (公開) onig-config.in onig-configプログラム テンプレート regenc.h 文字エンコーディング枠組みヘッダ regint.h 内部宣言 regparse.h regparse.cとregcomp.cのための内部宣言 regcomp.c コンパイル、最適化関数 regenc.c 文字エンコーディング枠組み regerror.c エラーメッセージ関数 regext.c 拡張API関数 regexec.c 検索、照合関数 regparse.c 正規表現パターン解析関数 regsyntax.c 正規表現パターン文法関数、組込み文法定義 regtrav.c 捕獲履歴木巡回関数 regversion.c 版情報関数 st.h ハッシュテーブル関数宣言 st.c ハッシュテーブル関数 oniggnu.h GNU regex APIヘッダ (公開) reggnu.c GNU regex API関数 onigposix.h POSIX APIヘッダ (公開) regposerr.c POSIX APIエラーメッセージ関数 regposix.c POSIX API関数 enc/mktable.c 文字タイプテーブル生成プログラム enc/ascii.c ASCII エンコーディング enc/euc_jp.c EUC-JP エンコーディング enc/euc_tw.c EUC-TW エンコーディング enc/euc_kr.c EUC-KR, EUC-CN エンコーディング enc/sjis.c Shift_JIS エンコーディング enc/big5.c Big5 エンコーディング enc/gb18030.c GB 18030 エンコーディング (久保健洋氏 提供) enc/koi8.c KOI8 エンコーディング enc/koi8_r.c KOI8-R エンコーディング enc/iso8859_1.c ISO-8859-1 (Latin-1) enc/iso8859_2.c ISO-8859-2 (Latin-2) enc/iso8859_3.c ISO-8859-3 (Latin-3) enc/iso8859_4.c ISO-8859-4 (Latin-4) enc/iso8859_5.c ISO-8859-5 (Cyrillic) enc/iso8859_6.c ISO-8859-6 (Arabic) enc/iso8859_7.c ISO-8859-7 (Greek) enc/iso8859_8.c ISO-8859-8 (Hebrew) enc/iso8859_9.c ISO-8859-9 (Latin-5 または Turkish) enc/iso8859_10.c ISO-8859-10 (Latin-6 または Nordic) enc/iso8859_11.c ISO-8859-11 (Thai) enc/iso8859_13.c ISO-8859-13 (Latin-7 または Baltic Rim) enc/iso8859_14.c ISO-8859-14 (Latin-8 または Celtic) enc/iso8859_15.c ISO-8859-15 (Latin-9 または West European with Euro) enc/iso8859_16.c ISO-8859-16 (Latin-10 または South-Eastern European with Euro) enc/utf8.c UTF-8 エンコーディング enc/utf16_be.c UTF-16BE エンコーディング enc/utf16_le.c UTF-16LE エンコーディング enc/utf32_be.c UTF-32BE エンコーディング enc/utf32_le.c UTF-32LE エンコーディング enc/unicode.c Unicode情報 win32/Makefile Win32用 Makefile (for VC++) win32/config.h Win32用 config.h Ruby 1.8/1.6の日本語化GNU regexとのAPIの違い + re_compile_fastmap() は削除された。 + re_alloc_pattern() が追加された。 I'm thankful to Akinori MUSHA. アドレス: K.Kosako